人権講演会

10月30日(水)午後より人権講演会が行なわれました。

今年度は、絆創膏の会の大湾昇さんにお越しいただき、「出会いと表現~あることをないことにしない~」と題してご講演下さいました。

大湾さんは、心理テストを交えながら、生徒の目線で様々な人権問題について事例をあげながらお話下さいました。大湾さんの講演で心を動かされた生徒も多く、直接会って思いを伝えた生徒もいました。生徒たちの感想文には「人権問題は自分に関係のないものなどない」「もっと自分に自信を持って生きていきたい」「大湾さんは私の希望です」等、用紙に書ききれないほどの思いを書き残しており、自分の生き方を考えるきっかけになっただけでなく、人権問題と真正面から向き合うことのできた、貴重な体験となったようです。生徒の感想を紹介します。

今日の講演で、自分が悩んでいることがものすごく小さく感じました。授業で「LGBT」という話は聞いていましたが、もっと話を聴いて、詳しく知り、少しでも理解できるようになりたいと思いました。レイナさんの話で、少し涙が出そうになりました。レイナさんはすごく心が強く優しく、誰にでも平等に接することのできる人なんだと思いました。幼少期の虐待、小中学校でのいじめ。年齢が上がるにつれて、暴言・暴力の進化。よく耐えて、生きててくれたと思います。もし私がレイナさんの立場だと、くじけて、この世からいなくなりたいと強く思うばかりだったと思います。もう成人されていますが、今以上にレイナさんには幸せが訪れるよう願っていると伝えて欲しいです。

大湾さん、今日はありがとうございました。ものすごく貴重で自分の中の心の引き出しが増えた気がします。こんなに考えさせられた人権の話は初めてですし、話を聴いて、自分自身の考えが変わった気がします。(3年生)(文責 普通科教員)