1月
新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。
本年も本校サッカー部には、優秀で意識の高い新入生が入学予定です。
これまで以上に気持ちを引き締めて、各自の課題に取組んで欲しいと思っています。
今年は全国大会出場を目標に、全員の心をひとつにして全員で一丸となり、一緒に取り組んでいきましょう。
本年もよろしくお願いします。
平成25年 元旦
1/4(金)に部員全員で初詣に行きました。四国霊場88ヶ所巡りの88番目の札所として有名な大窪寺で、今年の健康や安全を祈願し、新年の決意を誓いました。今年はいろんな事に幅広く挑戦しようを考えています。挨拶、掃除、学校生活等、細かい事の修正を徹底的に行い、去年の反省をしっかり生かして前進する事を誓いました。年間を通して「走力・技術・知力・精神力・人間力の強化」を行い、期分けを行う中で、着実に実力を身に付けたいと考えています。
少し古いですが、2007年に発行された田嶋幸三さんの本を引用し、本校サッカー部のイメージが出来れば幸いです。
【寄宿舎生活から自立が生まれる】 p45〜46
通常の学校生活を送っている場合、学校に通い、放課後にはサッカーの練習を行う、という形になります。ということは、もしかしたら貴重な時間を、毎日通学電車に乗って無駄にしているかもしれない。そうだとしたら、寄宿舎生活は有効でしょう。「学ぶ場所」と「サッカーに取り組む空間」とを近づける事によって、子どもたちがサッカーに集中していくための環境を、少しでも良くする事が出来るはずだからです。
それだけではありません。さらに大切なポイントがあります。親元から離れて暮らすことにより、結果として「自立」を促す事になります。「自立」とは、誰にも助けられることなく他人から支持されなくても、自分の意思で物事を決める事です。
親と子が一緒に暮らす → 子どもは親に頼る → 片づけから明日の準備まで親が助ける → この生活が当たり前になる
【考えながらサッカーをする選手を育てる】 p56
フランスの国立サッカー学院で30年間スカウティングを行っているデュソー氏は「フランスの場合、サッカーが上手な子どもは、子どもが数百人いたら、その中に30〜40人います。その時、サッカーの上手な子どもたちの中から最終選考の段階で、何を基準にするかというと賢いかどうかなのです。」
賢い子どもは、当然ですが学習能力が高い。学習能力の高さが、サッカーを上手にしていくと言うのです。勉強だけできる・スポーツだけできる子どもは、諸外国では評価される事はありません。スポーツ選手として一流の道を歩んでいる子どもは、フィジカルで強いばかりでなく、同時に勉強もできると認知されている。こうした認知は、長年にわたってスカウティングしてきた「スポーツ文化」のたまものなのでしょう。
学習能力が高い → ミスや失敗を忘れない → 記憶する力がある → 着実に階段を登れる
日本のスポーツへの考え方 → スポーツばかりを教える → 勉強が出来ない → バランスが悪い
諸外国のスポーツへの考え方 → スポーツと勉強を教える → バランスが良い → 一流の人間が行う
「言語技術」が日本のサッカーを変える 著者 田嶋 幸三 2007年発行 光文社
1/5(土)に寒川高校グランドで初蹴りを行いました。卒業生が多く駆けつけてくれたため、活気のある初蹴りとなりました。大学生活や就職状況などを聞くことができ、在校生にとっても非常に参考になったと思います。この日のメインイベントして「現役生vsOB選抜」でゲームを行いました。OBチームは、昨年よりパワーアップした在校生にびっくりした様子で、ゲーム内容においても圧倒されていました。けれども人間的に温かいOBの姿を見ることができ、感謝感謝でした。OBの皆さんありがとうございました。
1/13〜14に「U-16四国トレセンリーグ」が行われました。香川県U-16代表として本校から児玉・榊田・平見の3名の選手が参加しました。雨や雪でピッチコンディションが悪い中、香川県は1分け2敗となり、十分な結果は残せませんでしたが、3名の選手はとても良い経験ができました。
この大会から四国トレセンが選考され、今度は四国の代表として活躍を期待します。またGK平見は早生まれのため「香川フットボールキャンプ」に参加する予定になっています。3名とも今回の経験を生かし、新人戦で活躍してもらいたいです。
1/19(土)に平成24年度香川県高校サッカー新人戦大会の2回戦が瀬戸大橋記念公園グランドで行われました。この日までに、インフルエンザや風邪、マイコプラズマ肺炎等で出場できない生徒も多く、厳しい戦いを強いられました。
このような状況にもかかわらず、会場に着くと、緊張と興奮から「早い時間帯でのボール回し」や「会話が多すぎ」により「自分たちのやるべき準備」(次の対戦相手の分析、ウォーミングアップやリフレッシュ・ユニフォームの準備)を怠っていたため、厳しく指摘しました。本当の意味でまだまだ戦う集団ではないように思えました。
前半はボールキープ率が高いものの、なかなか志度高校のゴールまで攻めることができず、嫌な流れでしたが、左CKから相手のオウンゴールにより先制点を挙げることが出来ました。しかしその後は攻め手を欠き、前半は迫力のないゲーム内容でした。
ハーフタイムでボールの運び方、バイタルエリアの攻略について説明を行い後半に入りました。パススピードやスペースの作り方等を改善し、徐々に両サイドでドリブルを有効に活用する事ができるようになってきました。
そして、後半12分右からの素早いサイドチェンジからチャンスを掴み、MF宮本の鋭いドリブル突破からのクロスをFW榊田が相手DFと競り合いながら、左足で冷静に蹴り込み追加点を挙げました。 続く後半20分に、ゴール正面からのFKをMF児玉が直接決め3点目を挙げました。さらに後半24分には3人目の動きで中央突破し、こぼれ球をFW児玉が押し込み4-0で勝利しました。
今日の試合前の状態では、これから先がとても不安に感じました。浮き足立った「気の緩み」を取り除く事が出来たため、このような結果になりましたが「自分たちのやるべき準備」を怠ると、すぐに勝負に反映されると思います。(実際このゲーム中にも「小さいミス」で何度も相手にリズムが行きかけていました)二度とこのような事が無いと信じています。
本校から多数の教職員の方々が応援に駆けつけて下さり、本当にありがとうございました。来週は選手権のリベンジを果たしたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
1/26(土)に瀬戸大橋記念公園グランドで新人戦の3回戦が行われました。本校では1/21〜25日まで、インフルエンザによる学級閉鎖となっていました。そのため今週は練習を行う事が出来ず、準備が出来ない状態で、試合に臨む事となりました。
試合開始早々、相手の攻撃を凌ぐ時間が続きましたが、GK平見を中心に身体を張ってゴールを守りました。しかし前半28分自陣ゴール前でのFK時に、主審が壁を下げている時にシュートされ、不甲斐ない失点をしてしまいました。さらに前半終了間際に、DFラインのパスミスを直接ドリブルで持ち込まれ失点しました。
後半はシステムを変更し点を取りに行きましたが、前半と異なるジャッジ(ファウル基準が明確でない)に両チームが荒れるゲーム展開となりました。後半17分に再度パスミスからのショートカウンターにより失点しました。しかし苦しい時間が続きましたが、後半28分FW宮本がMF岸本のスルーパスをドリブルで相手GKを交わし、ゴールを入れました。結局1-5で敗れましたが、最後まで諦めず、選手たちは本当に良く戦っていました。
試合後、バスの中でミーティングを行い総体に向けて「ハードな春になるけど、やりきろう」と誓いました。